この投稿は、
宿題に時間がかかるお子さんが、
スムーズに宿題を終わらせ
「もう宿題終わったよ!」
に変わるための“声かけ”
についてお伝えします。
宿題に時間がかかるお子さんは
ワーキングメモリが弱いため
どれくらいの「量」が
どれくらいの「時間」で
終わるのか
見通しを立てて
進めることが苦手です。
そんなお子さんに
「早く宿題しなさい!」
「集中して終わらせなさい!」
と抽象的な声かけだけで
行動を起こすことは
とても難しいことなんです。
子どもの脳は、分かりづらい話は
耳を塞いでスルーしてしまいます。
ですが、
脳の情報整理をスムーズにする
コンパクトで分かりやすい
声かけをすることで
サッと取り組むことが
できるようになるんですよ。
宿題にサッと取り組めた!
という成功体験を繰り返すことで
行動(宿題にサッと取り組めた!)と
褒められて嬉しかった感情や
達成できた喜びの感情
(やった!できた!)が
セットで脳に記憶されていきます。
行動=感情の結びつきが強化されて
脳のネットワークが太くなると
宿題にサッと取り組むことが
習慣化されていくのです。
では、どうサポートすれば
良いのでしょうか?
多くのママは、宿題が終わった時に
「宿題終わったね」と
褒めることが多いのですが
お子さんが宿題に
取り組み始めたタイミングで
「宿題、はじめるんだね」
と、肯定の声かけを
スタートして欲しいのです。
そして、ちょっと飽きてきて
手遊びを始めるころだな?
というタイミングを見計らって
「たったの5分で、
もう2問終わったんだね!」
と、できたことに注目して
肯定しながら
どのくらいの「時間」で
どれくらいの「量」に
取り組めたのかを
ママが言語化して
お子さんに伝えます。
また
「今日は、昨日より
5分早く終わったね」
と肯定してあげることで
お子さんも「できた!」
の成功体験を
親子の会話で
積み重ねることができます。
成功体験を積み重ねて
自己肯定感がUPしてくると
「今日は昨日より
早く終わらせよう!」
とサッと取り組むようになって
「ママ!今日の宿題
もう終わったよ!」
に変化していくのです。
学習障害グレーゾーンの
「つまずき」の正体は、
学校の先生も塾の先生も
知らないことが多いです。
発達の特性とは知らずに、
ただ闇雲に
「早く宿題しなさい!」
「集中して終わらせなさい!」
ガミガミと何度も
繰り返して伝えても
それだけでは解決しません。
普段の会話から、
脳を育ててあげて、
勉強に必要な力を
上手に育ててあげましょう。
この投稿が少しでも
子育てのお役に立てたら
嬉しいです!