お子さんに「やる気がない」と
感じる場面はありませんか?
これは単に
「怠けている」や「興味がない」
だけの問題ではなく、
実は「失敗の経験」が
大きな影響を与えている
可能性があるんです。
今回は、
ワーキングメモリの弱さが
引き起こす「失敗体験」と
その影響について、
お伝えします。
子どもたちにとって、
「やる気を持続する」ためには、
成功体験がとても大切です。
しかし、
ワーキングメモリが弱い
お子さんの場合、
日常の中でたくさんの
「失敗体験」をしている
可能性があります。
たとえば、
学校で次のようなことを
経験しているかもしれません。
・先生が説明している途中で話を忘れてしまう
・「やること」を覚えていられず、手をつけられない
・問題を解く途中で「どうやるんだっけ?」と頭が真っ白になる
このように小さな「失敗」を
繰り返すことで、
「また失敗するんじゃないか」
と心の中で不安が膨らみ、
結果的に新しいことに
取り組む気持ちが
薄れてしまうのです。
心の中に、やる前から
「できない」という気持ちが
積もっていくのです。
講座を受講されたKさんの
お子さんも、
ワーキングメモリの弱さから
「失敗」を繰り返していました。
例えば、
算数の問題に取りかかる前に
「どうせまた間違える」と
決めつけてしまうように
なっていたんです。
何度も繰り返し失敗して
きたことから、
挑戦する前にやる気を
失ってしまっていたんです。
しかし、
小さなステップに分けた
サポートを実践し、
「成功体験」を積み重ねることで、
お子さんは少しずつ
自信を取り戻し、
やる気を持ち始めました。
ワーキングメモリが弱い
お子さんの場合、
成功体験を意図的に
作ることがとても大切です。
失敗を減らし、
成功を意識的に
積み重ねることで、
やる気が少しずつ
引き出されていくのです。
では、どのようにして
「成功体験」を
積み上げていくのでしょうか?
ポイントは
「小さな目標設定」と
「細かいフィードバック」です。
①小さな目標を立てる
「今日の宿題は最初の
3問だけやってみよう」
など、子どもが達成しやすい
小さなステップに分けて
目標を設定する。
②その都度フィードバックをする
問題が1つ解けたら
「よくやったね!」とすぐに褒め、
成功体験を強化します。
重要なのは
「すぐにフィードバックを与える」
ことです。
③できたことに焦点を当てる
「残りの問題は?」と
尋ねるのではなく、
「今日3問も解けたね!」と
できたことに注目します。
これが、
脳の報酬系を刺激し、
やる気を引き出すのです。
まずは、
小さな成功体験を
親子の会話で作ることで、
お子さんのやる気を
少しずつ引き出して
あげましょう。
この投稿が少しでも、
子育てのお役に立てたら
嬉しいです!
次回もお楽しみに!