お子さんの学習を見守っていて、
こんな経験をされたことは
ありませんか?
「また提出物を出し忘れた…」
「宿題が途中で止まっている…」
気づいたら提出物が全く
出せていなかったり、
宿題が進んでいなかったりする時、
どうしていいのか
悩んでしまうことも
ありますよね。
特に、
ワーキングメモリに弱さがある
学習障害グレーゾーンの
お子さんの場合は、
「見守ること」と「要求を下げること」の
違いをしっかり理解して
サポートすることが大切です。
「見守ること」は、
ただ手を出さないという
意味ではありません。
お子さんが自分の力で
物事に取り組めるように、
適切なサポートをしながら、
そっと背中を押してあげることです。
一方で「要求を下げる」とは、
お子さんが無理をしないで
成功体験を積めるように、
今の状態に合った目標設定を
することです。
これによって、
少しずつ「できた!」という
感覚を持たせてあげることが
できます。
どちらも大事ですが、
ただ見守るだけだとお子さんは
「どこでつまずいているか」に
気づけず、同じ失敗を繰り返して
しまうことがあります。
そのため、
時には少し手を差し伸べることも
大切なんです。
ワーキングメモリに弱さがある
お子さんは、
一度に多くの情報を記憶して
処理するのが苦手です。
そのため、指示を忘れたり、
手順を見失ってしまうことが
多くなります。
このような原因で、
提出物を忘れてしまったり、
宿題が終わらないことも
よくあります。
もし、ただ見守るだけだと、
お子さんは自分で気づけないまま
同じミスを繰り返して、
自信を失ってしまうことが
あります。
気づいた時には、
やる気を失ってしまっている
ことも少なくありません。
私も「自主性を育てるためには、
口を出さずに見守るのが大切」と
思っていました。
けれども、
息子が提出物を忘れてばかりで、
そのたびに自信をなくしていく
様子を見て、
「できた!」という成功体験を
積ませることを意識する
サポートにシフトしました。
すると、息子は少しずつ
自信を取り戻し、
今では自分から取り組む姿勢が
見られ、提出物の評価は
ほとんどA評価です。
では、ワーキングメモリに弱さの
ある学習障害グレーゾーンの
お子さんをどのようにサポートを
すれば良いのでしょうか?
①小さな目標を立ててあげる
「全部やらなきゃ」と
思わせるのではなく、
「今日はここまでできたらいいよ」
と、小さなステップに分けて
目標を設定してあげましょう。
少しの成功体験が、
お子さんの自信につながります。
②短くてわかりやすい声かけ
ワーキングメモリに弱さがある
お子さんには、
一度に多くの指示を出すのではなく、
短くてわかりやすい言葉で
伝えることが大切です。
ひとつずつステップを
進める感じで声をかけると
いいですね。
③ 提出物や宿題の予定を
一緒に確認する
提出物を忘れがちな場合は、
カレンダーに予定を書いて
一緒に確認してあげましょう。
「いつまでに何をやればいいのか」
をお子さんと確認して、
進捗を見ながらお子さんのタイプに
合った声かけでサポートしてあげると、
少しずつ自信を持って
取り組めるようになります。
ただ見守るだけではなく、
優しくサポートしながら
少しずつ成功体験を積ませて
あげることが大切です。
お子さんが自分の力で
「できた!」という感覚を
持つことが、
次のステップへの
大きな自信になります。
「見守り」と「要求を下げる」
そのバランスを取ることで、
少しずつお子さんの自信が
育っていきますよ。
優しく見守りながら、
少しずつサポートして、
お子さんが安心して
取り組める環境を
作ってあげてくださいね。
このメルマガが、
少しでもお子さんの悩みを
解決する手助けになれば幸いです。
次回の投稿も
楽しみにしていてくださいね!